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Posted by YOUCHA on

第07話 「2年生」

予告どおりに(?)ストーリーの更新です!

モブ作りに時間がかかりました。

今回もSSが多いです。大変。








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ケイ達はお姉ちゃんの二次会の会場へ向かったようだ。

お姉ちゃんの結婚式が決まるより先に、ライブが決まっていたのは本当。
でも、別にキャンセルすることもできた。

このライブの打ち上げにだって来なくても良かった。
披露宴で演奏して、ライブに向かって。
その後すぐに二次会に行くことはできた。

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結局私は、二次会のことすら忘れてしまっていた薄情な妹。
これまで育ててきてくれた大好きなお姉ちゃんのお祝いなのに。

ううん。本当は知っていた。忘れていたふりをした。

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「そろそろ出る?」

「ん・・・あと1杯だけ飲んだら出る」

明日からも私は独り。

もちろん過保護なお姉ちゃんは

『夫婦水入らずなんか気にしないでリンがお嫁に行くまでずっと家にいてね』

って言うのだけれど。

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今まで以上に、私は家に帰らないだろう。

心から祝ってあげられない自分に嫌気が差す。






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「おはよーリン!同じクラスだねー!隣あいてるー?」

思っていた以上に高校生の1年間というのは早く過ぎる。
ぼんやり過ごしていたつもりだけど、私はいつの間にか2年生になっていた。

「ねーリン、聞いてる?隣座っていい?」

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どうせだめって言っても座るくせに。

「・・・いいけど」

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黒板に書かれたあの文字。
普通は出席番号順でしょ。どんな担任だ。

って思ったけど、お陰で一番後ろの窓側の席に座れた。
人気がありそうな席なのに座れたのは、みんな新しいクラスメイトに話しかけたり、
前から同じクラスだったクラスメイトに話しかけたりで席は二の次だったから。

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「いいねー好きな席に座れるの!ナイス新しい担任!」

ここに座れたことに関してはナイス担任。
でもケイが隣にくる可能性が高過ぎてやめてくれ担任とも思った。

「これで暫くはリンの隣だね~!そういえば昨日・・・ん?」

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・・・昨日がどうしたんだ。

話を途中で辞めて教室の出入口のほうを見るケイ。
なんとなく私も見てみるけど、男子が教室に入ってきただけで。

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「お、ケイじゃ~ん」

どうやら入ってきた男子はケイの友達だったようだ。

「今年は同じクラスだね。よろしく!」

「よろしく~」

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「てか、黒板のさ~、好きな席座っていいの?」

「いいみたいだよ」

「ふーん。じゃー、ここ座っていい~?」

返事も聞かずにケイの友達であろうその男子は私の前の席に座ってしまう。

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「聡史も同じクラスだったよ」

「よく見てるね~。俺自分の名前しか見てないけどー」

「だって誰がいるかって気になるじゃん」

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「別に気になんないけどー?」

「そう?知り合いいるかなーって見ない?」

ケイは私に話しかけてくる時はやたらテンション高い時が多いのに、
このミサキと呼ばれる男子や他の友達なんかには割と普通に話す。
私に対してもこれくらいでいいんだけど。

「あ、聡史ー!こっちー」

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「またお前いんのか。ミサキも一緒?」

「そうみたい~よろしく~」

「二人ともちょっとは自分以外の名前も見てみようとは思わないの?」

自然な流れで聡史と呼ばれる男子はケイの前の席に座った。

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「見ない。お前の名前見つけたら凹むから」

「あーそうだねー」

「ひどくない!?」

3人が話してる様子を眺める・・・わけでもなく私は窓の外を眺める。

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「リンー!前に言ってたベースのミサキとドラムの聡史だよ~!」

凄くどうでもいいんですけど。

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「・・・どうも」

一応一言だけ返しておく。

「どうも~よろしくね~リンちゃん」

「よろしくリン。俺は前も同じクラスだったけどな」

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馴れ馴れしいな・・・。
まぁ、別に呼ばれ方にこだわりとかないからどうでもいいけど。

「お前ら席つけー始業式までに学級委員長だけ決めたいから早く座れ」

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その声と共に、がやがやとうるさかった教室内が一度静かになって、みんな慌てて席に座った。
馴れ馴れしい二人も大人しく前を向いている。

私はその声の主にすぐに気付き、慌てて視線を向けた。

「担任の青葉だ。1年間よろしくな」

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これまでは数学の時以外は窓の外を見て過ごしていた私だったけど、
これからはHRの時間も前を見て過ごすことになりそうだ。

いつもの意地悪な笑顔とは違う、担任としての笑顔。
なんだかそれが面白くて、それと同時に優越感を感じた。

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「青葉が担任ってなにそれ。大人しく副担任しときなよ」

「・・・よし、ケイが学級委員長。やったな。俺と一緒にいれる時間が増えるぞ」

学級委員長になれば先生といる時間が増えるのか・・・。
でも、いくらなんでもそんなのなりたいと思えない。

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「は?何言ってんの?なるわけないじゃん」

「他にしたいやついるか?」

先生は教室内を見渡して確認する。

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が、特に手は上がらないようだった。
このクラスには仕切りたがりみたいな人はいないのかな。

「ケイが学級委員長ってことに異議があるやつは?」

正直ケイって学級委員長のイメージとはかけ離れてると思うけど。
異議しかないと思うんだけど。

「はいはいはいはい!異議あり!!」

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「お前の異議は認めん」

「はぁあああああ!?異議!!したくない!向いてない!俺忙しい!」

でも、もしかしたら、友達多いし案外向いてるのかもしれない。
声でかいし。

「異議もなし。じゃ、ケイ頑張れよー」

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「はは!ケイどんまい~!」

「どんまいじゃないよ!絶対やだ。聡史立候補してよ」

「するわけねーだろ。諦めろ」

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「は~あ。なんなのあいつ。やってらんないよ」

ケイはぶつぶつと文句を言っている。

言いたくなる気持ちはわかる。
だからって、隣でぶつぶつ言われるとうるさいんだけど。

「それじゃ、あと女子な。誰かいるか?」

誰も手をあげようとしない。

「んー。じゃ、俺が決めるか。まぁ、ケイと言えば・・・」

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嫌な予感がする。

私は視線を先生から窓の外へと向けた。

「リンだな。異議あるやついるかー」

先生のその言葉にざわりと教室内がざわつく。

あいつには無理だろうとか、委員長とか絶対にしないとか。

そういうのだけなら別にどうでもよかったんだけど、
侵害なことにケイとの仲を噂する人達のが多い。

「異議異議!異議しかないよ!!」

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声を荒げて異議を唱えたのは何故かケイだった。

いや、まぁ私だって異議しかないけど、それを申し立てるのは面倒なわけで。

「はぁ?異議?」

「そう!異議!リンはやる気ないし!そういうのするキャラじゃないし!!」

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「いや、それよりなんでお前が異議?」

不思議でたまらないって顔でケイの顔を見てる先生。

「なんだっていいでしょ!あと、無愛想だし、友達いないし、協調性ないし、それに、やる気もないし」

何やら力説である。
まぁ、私としても学級委員長なんて絶対したくないわけだけども。

「お前の異議は認めん。他あるか?」

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「いーぎ!いーぎ!!」

「お前うるさい」

「そうだね~ケイ、あきらめなよー」

私が委員長ってことに異議はあるだろうけど、自分がするよりかはマシなんだろう。
ケイ以外異議を唱える人はいなかった。

「はい。リン、決定。
で、学級委員長の初仕事。放課後残って俺の手伝い」

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「はぁ!?何それ!学級委員長関係ある!?」

「担任の雑用も学級委員長の仕事」

「んなわけあるか!」


第08話へ続く

Category : Story
Posted by YOUCHA on   2 comments   0 trackback

Comment

says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014.12.09 18:03 | | # [edit]
YOUCHA says... "ahiruchanet様へ"
コメントありがとうございますahiruchanet様!

三角関係バトル・・・!きっと繰り広げられることでしょう!多分!
私もミサキが好きです。普段作るシムは大体ミサキと似た顔になります。
先生は先生で面倒臭がりなとこがあるので、
一番見知ってる二人に最初からするつもりだったのかもしれない・・・。
ケイファミリーに囲まれて、特にケイは隣だし、
リンはこれから大変ですよ!

ahiruchanet様ありがとうございました!
2014.12.17 02:14 | URL | #- [edit]

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